読了
「石に泳ぐ魚」やっと読み終わりました。
途中からなかなかおもしろいストーリーになっていたのですが、
最後、これからどうなるだろうというところで終わってしまいました。
「人間のどうしようもなさ」みたいなものがテーマになっており読後感もそんないいものではありませんが、これは著者の狙いでしょう。
あと、やはり削除部分は物語において重要な役割を果たしていたのだろうなと思います。
それだけにこの作品のおもしろさが失われたといえるのではないでしょうか。
で、次にこの作品を読み始めました。
![リレキショ (河出文庫) リレキショ (河出文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/514BSREJ3ML._SL160_.jpg)
- 作者: 中村航
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2005/10/05
- メディア: 文庫
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なぜこの作品を読もうと思ったかというと、
GOING UNDER GROUNDのメンバーが解説を書いていて、なおかつGOING UNDER GROUNDのCDのジャケットを書いてるイラストレーターがこの本の表紙の絵も書いてるというからというだけです。
で、3時間ぐらいで一気に読めてしまいました。「石に泳ぐ魚」よりも文体が軽かったですし、登場人物も少なかったので。
世界観もしっかりしていてなかなかおもしろかったです。
この作品も続きが気になるといえば気になりますが、こちらの方はあえてあそこで終わるのもありかと。
気楽に小説を読みたければ、この作品はお勧めです。